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詩は心のふるさと、あなたの優しさ             





初めまして、谷山越郎(本名、吹越光雄)です。癌を宣告されて10年目(2026年)になりました。   
宣告された後に、年賀状を「近況」として書いてきました。    
心象風景として読んでくれるとありがたいです。   
(2026年1月1日更新) 



  





   
        2026年1月1日



     近況 十



愛とか正義が
打ち上げ花火のように賑やかでも
少し寂しい
もしも
良いと悪いをかき混ぜて
少しの輝きが生まれるのなら
悲しみの戦いをする人の手でも
何かあるような…

重力に引かれる光は
ゆっくり逃げ出し
届く希望の揺らぎ…




      雑文で近況












   2017年1月1日

   
   
   
       近況
   
  
  突然、病に落ちたが生きている
  どこまで生きるかは分からない
  
  目が眩む宣告も
  塵とかガスと同じように
  やがて、宇宙で形を成す
  
  普通と闘病の関係も
  核にまとわりつく電子のように
  雑念も新たな物質へ向かう運動
  そこでは
  光が孤独に旅を続ける理由になる
  
  
  
   
   
      
    
    
    
      2018年1月1日
    
    
    
         近況  二
    
    
    
    季節が乱れて
    光速で降り注ぐ記号たちは
    不純物をかき分け
    青色で通過する
      
    たとえ重力波を感じなくても
    真空で波打つエネルギーは
    一斉に声をあげた
     
    生は
    柔らかい旅立ちだと
    明日気づくような一瞬の輝き
     
     
     
     
     
     
   
  
  
  
       2019年1月1日
  
  
  
     近況  三
  
  
  
  
 世界の安らぎは
 豊かに輝いているのだろうかと
 ちょっと気にした
 
 雑踏に一瞬、ヒックス粒子を感じる
 光と闇の宇宙にわずかのしがらみ
 そのしがらみが命へ向かった
 
 思いは闇を彷徨い
 目の前では
 道ばたにしがみついた野草が
 震えて冬を受け入れた
 
 
 
 
 

 
 
 
    2020年1月1日
 
 
 
     近況  四
 
 
 
 
 138億年昔の光は
 希望の粒子で溢れていたか
 
 偶然とか気まぐれの爆発なら
 宇宙誕生の謎に人は彷徨う
 
 意識は眠るたびに新しく
 何度もくり返しながら
 豊かな心の輝きへ向かう
 
 揉めて、その理由を考えながら
 ダークマターの真綿に眠る不安…
 
 
 
 
 

 
 
 
      2021年1月1日
 
 
 
     近況 五
 
 
 
 
 降り注ぐ素粒子のメッセージ
 それは
 とりあえず生きること
 楽観的に虹の大きさへ広がれ
 
 平凡な日常ほど
 愛に満ちているのだから
 
 整備されていく生活を散歩し
 限りなく普通に存在し
 星達を繋ぐダークマターの力に
 身をゆだねる
 
 
 
 

 
 
 
 
 
      2022年1月1日
 
 
 
 
    近況 六
 
 
 
 
 今日も
 見えない力に引かれて彷徨う
 
 命の形もまだない素粒子の揺らぎ
 塵のまま億年の放浪
 インフレーション理論で
 俺の形は見えるはずもなく
 思いに重力がない
 
 滅びと存続の景色は
 美しい銀河のように
 苦悩に輝く

 
 
 
 
 
                       
     
     
     
     
     
     
          2023年1月1日
     
     
     
        近況 七
    
    
    
    
    想像力の船で
    多元宇宙論も
    平行宇宙も超えていく
    
    新鮮な肉体を求める素粒子は
    衝突をくり返し
    彷徨う意識へ変わる
    やがて、魂の渦に取り込まれ
    新しい銀河の一部に輝く
     
    まだ、立つ大地はなく…
    それでもいつか
      
    
    
      

  
  
  
  
  
  
     2024年1月1日
  
  
  
    近況 八
 
 
 
 
 インフレーションとビッグバンの後に
 素粒子、そして生命、人類
 あるいは自分
 
 目を閉じた空間で
 飛び交う言葉を追いかけ
 なぜか悩んでいる
 
 どうやって宇宙の一部になれたのか
 詩の銀河が言葉で輝いて
 人の形も安らかに光るのか
 この争い多い地上で
 弱々しく無力に…

  
  
  
  
  
  
  
  

     2025年1月1日



     近況 九



屋根から転落し
九死に一生を得ると言う言葉を
しみじみ噛みしめた

その日、朦朧とした意識の中で
存在を得ようとして
どんな素粒子が動き回ったのだろう

在ると無いが救急車で運ばれたのは
きっとヒッグス粒子に引かれる
新しい蠢きかもしれない





 








  
  
      雑文で近況
  
  
  
  2026年1月1日

  いよいよ10年経ちました。
  病院通いしながら静かに生きています。
  米や物価の高値に疾苦し、筋肉が弱らないように、毎日散歩するようにしています。
  どこまで歩くのか目標があるわけではないけど、(人生の)。
  世界がギクシャクし、傷つけ合うことをやめて欲しいと願うだけです。m(_ _)m




  2025年1月1日
  
   癌宣告されたときは目の前が真っ白でした。

  PSAが4000を超え、ステージ4と言われ、まだ大丈夫だと思ったら、
  ステージ4が最高だと言われ、俺は10まであると思っていたから、(>_<)
  骨まで転移して手術はできないと言われ、薬で今日まで生きてきました。
   なのに、今度は屋根から転落し、死に目に合いました。
  生と死はどこにでもあるけど、死だけは寄ってきてほしくないよ。トホホ。
  そんな訳で仕事はできなくなり、金欠病にもなり、このページも更新できなくなりそうです。
  ほんと情けなく生と死を彷徨い、在ると無いが救急車にゆられ、
  これは0と1の揺らぎなら、量子の世界に居たのかな、
  そんな自分でした。(^_^;)

  
  
  
  




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